🎥 【AI生成の壁】モバイルアプリが巧妙に隠した「動画」の隔たり:Glam AI体験記
1. AIとの旅の始まり:真の目的は「動く」ミニチュアの世界
(アイキャッチはミアレ名物?タウニーが作るクロワッサンカレー)
私がAI画像生成を試み始めた真の目的は、手軽な静止画の生成ではありませんでした。
私が求めていたのは、**巨大な食べ物の周りで小人たちが活発に作業している
「ミニチュアの世界の動画」**を生成すること。SNSで見たような
創造的で動的なコンテンツを生み出すことこそが、この旅の真の動機でした。
以前のアプリで「静止画生成の限界」を感じた私は、次にこの
「動画」という最終目標に最も近いと期待した「Glam AI」アプリに望みを託しました。
2. Glam AI:動画への期待を煽る「動く見本」
Glam AIの「Custom CGI」セクションで見られる
小人たちが作業しているかのように見える流れるような見本は
私の「動画を作りたい」という期待を強く煽りました。
私は、この機能こそが動画生成の突破口だと確信しました。

2-1. 華やかなデモと「写真」という誘導
私はデモの勢いに押され、そのまま見本を元に静止画を一枚生成してしまいました。
消費コイン10という低コストを前に、生成へのワクワク感を抑えきれなかったのです。
しかし、生成後に疑問を持ち、同じ手順を改めて踏んでみたとき
アプリの巧妙な誘導の仕組みに気づきました。
- 静止画の場合: 決定ボタンは「写真」と表示され
消費コインは10コイン、50コインとそれぞれです。 -

- 動画の場合: 決定ボタンは「スタイルを試す」と表示され
5秒の動画生成に50コインと10秒100コイン 一番安い静止画の5倍のコストがかかる。
もしかしたら静止画みたいにタイプごとに変動はある可能性はありますが
私には発見できませんでした。 -

**動画機能は確かに存在していました。
しかし、ユーザーが最初に目にする導線は、低コストで手軽に体験できる
「写真(静止画)」**へと設計されていました。
この発見は、**「デモンストレーションは動いても
それは必ずしも動画生成機能ではない」という厳然たる事実を
教えてくれました。
このアプリに関して言えば、消費コイン10程度では
時間軸を伴う「動画」は生成してくれないのです。
3. 「Custom CGI」が示すテンプレートへの強い誘導
Glam AIの「Custom CGI」機能は、特定のコンセプトに基づいた
テンプレート集として機能していました。
私は見本を選んだ際、そもそも日本語が使えないアプリであったこと
そしてプロンプトを入力するステップがあるのかを確認するよりも早く
生成に進むことを優先してしまいました。
これは、テンプレートを選択した時点で、アプリのインターフェースが
「すぐに生成に進んでください」という強い誘導を行っており
ユーザーが自由な調整を行う機会を探すよりも
すぐに結果を見たいという心理を優先させる設計になっていたことを示唆しています。
そしてデモンストレーションは動いているのに圧倒的に静止画が多い
つまり、私が求めたゼロからの自由な発想に基づく創造は
プロンプト入力の有無に関わらず、テンプレートという枠に囲まれてしまったのです。
この構造は、以前のアプリで感じた「自由度ゼロ」という
感覚を、形を変えて再び突きつけるものでした。
4. 結び:Glam AIが教えた「機能の隔たり」
Glam AIアプリでの体験は、私の動画生成という最終目的を達成できませんでしたが、極めて重要な教訓を与えてくれました。
それは、「モバイルアプリは、ユーザーの夢を売るデモンストレーションと、収益性を重視した機能の隔たりを巧みに設計している」ということです。
Glam AIの「写真(10コイン)」と「スタイルを選択(5秒50コイン)」という決定ボタンの隔たりは、手軽なAI体験の限界を如実に示していました。真にクリエイティブなコントロールや、時間軸を伴う表現(動画)を求めるなら、この**「誘導の隔たり」**を飛び越え、より自由度の高い、PCベースの専門的なツールへと移行しなければならないという、明確な指針となりました。
以下はアプリの仕組みが理解できるようになって作りました。一番左と一番右は今日作りました。
お遊び程度に「Pokémon LEGENDS Z-A」のタウニーが作る「クロワッサンカレー」を実写化し小人に作業させてみました😃
